- 《ゆるやかな認知ー秋の種まき》キャンバス、油彩2021年
- 《ゆるやかな認知ー病院》キャンバス、油彩 2021 年ほか
- 《ゆるやかな認知ーボリジといと》キャンバス、油彩 2021 年
- 《ゆるやかな認知ー3匹の子猫》キャンバス、油彩2021年
- 《ゆるやかな認知ーイングリッシュラベンダー》キャンバス、油彩 2021 年
- 《ゆるやかな認知ーレモンの花》キャンバス、油彩 2021 年
- 《Care/Cure – cat mountain》 蜜蝋、染料 2021年
- 《Care/Cure – violet》 蜜蝋、染料 2021 年
- 《Care/Cure – plant seeds》 蜜蝋、種 2021 年
- 《Care/Cure – borage》 蜜蝋、染料 2021 年
- 《Care/Cure – cancer(tea tree)》 蜜蝋、ティーツリー 2021 年
学生の頃、油絵を描いていた。
完成する前に嫌になり、ほとんど中途半端な絵ばかりが残った。
そのうち油絵を続けながらも5分くらいで描けるドローイングを紙に描くようになった。散らかっている落ち着きのない頭のなかを整理するように紙に落とし込み、毎日何枚もドローイングをするようになると油絵は描かなくなっていった。
染料や料理に使おうと思い、紅花の種をまいたら大きな株が育った。
油絵の溶き油にも紅花が使われているものがあることを思い出し、また描いてみたくなった。
油絵の材料は様々な素材からできている。木、布、膠、鉱石、油。
木枠に麻と綿の布を張り、膠を塗り重ね目止めをする。紅花からサフラワーオイル、ケシからポピーオイル、種をまいたものの芽がでなかったフラックスからはリンシードオイルが作られている。それらを使って久しぶりに油絵を描いた。
使ったことがなかったスパイクラベンダーオイルは、よいにおいとはいえない油絵でもこのオイルを使うとラベンダーの香りに包まれながら描くことができた。
もう完成する前に嫌になることはなかった。
《ゆるやかな認知ー秋の種まき》
キャンバス、油彩 2021 年
《ゆるやかな認知ー畑のカレンデュラ》
キャンバス、油彩 2021 年
《ゆるやかな認知ーレモンの花》
キャンバス、油彩 2021 年
《ゆるやかな認知ーボリジといと》
キャンバス、油彩 2021 年
《Care/Cure – こぼれる(vase)》
蜜蝋、染料 2019 年- 2021 年
ほか
Exhibition
「River to River 川のほとりのアートフェス」
2021.11.27 ‒ 12.12
前橋市街 広瀬川と馬場川流域の7会場
Photo:Satoshi Mori