こども園で種をまく

来年度から1年間、小学校やこども園などと積極的に関わっているアーティストの中島祐太さんに紹介していただき、前橋市内のこども園で植物を育てる長期プロジェクトをすることになりました。
プロジェクトとは言っても、育てた植物は作品素材に使おうかな
とは思っているくらいで、あまり明確な目標は決めずに、土を掘って種をまいたり、水を与えたり虫をとったりしながら、途中で枯れてもよし、食べてもよしといったゆるやかなかたちで進めていきたいと考えています。
先日はプレイベントとしてポットに土を入れる作業をこどもと一緒に行いました。この日は風がとっても強くて全身砂まみれに…。興味のある子だけ参加でということにしたので、途中で飽きて他の遊びをする子もいましたが、数人は飽きずにひたすら土入れをしていた子もいました。自分がこのくらいの年齢だったら飽きずにずっとやっていそう…。
保育園、幼稚園、こども園の違いもあまりよくわからないくらいこの辺りのことには疎いのですが、この園では子どもが自発的に遊ぶことを促す自由保育を実践していて、うっすら記憶にあるかつて通っていた幼稚園とは違い、こどもたちが園のなかを自由に動き回ったり、集団行動でみんなで何かするといったこともあまりないようでした。この年齢の子って人見知りとかしないんだっけ?と疑問に思うくらいみんな元気ですぐ体にくっついてきたり、勢いがすごかった。毎日たくさんのこどもを相手にしている先生たちには頭が下がります。

育てる植物は作品作りの素材として使っている、皮膚の修復作用のあるハーブのカレンデュラの他に花が食べられるナスタチウム、先生からリクエストがあったカモミール、園児のリクエストがあったラベンダー、あとはバジル、レモンバームなです。次は種をまく予定。
かなりのゆっくり、ゆったりプロジェクトなので一年後どうなるか楽しみです。

 

2021.3.12